雑感百貨店
株主優待・株券・株式投資などを中心にあれこれ感じたこと、日々つれづれ書き綴っていきます。
長銀破綻の責任の所在は?
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日本長期信用銀行(現:新生銀行)の粉飾決算と経営破綻に対する、当時の経営陣の責任について、最高裁の判決は逆転無罪。
となると、画像の株券を無価値にした責任の所在はどこにあるのでしょうか?

判決文をじっくり読んだわけではないのですが、要旨は、
・その前の経営陣がもっと悪かった
・新会計基準(厳格監査)でない抜け道は許されていた
・こんなひどい状況になるとは、経営陣も予期できなかった
ということになるのかと。

では、株主はこの3点それぞれについて対応可能だったとでも?
瑕疵担保条項で破綻させられてしまった企業は予測可能だったとでも?
行員や関係者で影響を受けた人々は自己責任だとでも?

たしかにこの裁判での被告の方々は、厳密に法律を四角四面に適用すれば、無罪なのでしょうが、最高裁だけに、経営責任の所在は示してほしかったですし、「粉飾決算」「不正」の存在は確実なのだとは思うのですが(でなければ破綻していない)

長銀の破綻は、「外資に美味しい思いをさせるための陰謀」なのだとか言われてしまいかねない判例ができたことになるわけで・・・
なんだか、きちんとした総括無しにウヤムヤになってしまうようで、すっきりしません。よっぽど、差し戻しにでもしていただけたならと残念にさえ思います。
やはり、無罪なのだとしたら、「責任はどこにあるのか?」「長銀は破綻しないで済んだのか?」「税金の多額導入の責任はそうなると誰にあるのか?」という湧き上がる疑問に答えていただきたいものですが、裁判所の方々はそこまで踏み込まない(専門ではない)わけなのでしょうね。

果たして、最高裁が出さなかった(出し得なかった)「本当の答え」は?
ちょっと考えもまとまらず、疑問が疑問を生みながら、手元の株券はコレクターズアイテムと化しているのだけは事実なのです。釈然としませんが、司法の判断というのは難しいものです。
私が裁判員などとして関われたなら、真犯人はほかにいるにせよ「完全無罪」とは言わないような気がしますが、素人の浅はかな考えだと一笑に付されてしまうのかとも思います。
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この記事に対するコメント

私は日本に生まれ、日本で教育を受けさせてもらい、今日まで生きてこられて、この国に生まれてよかったと感じます。

しかし、今回の長銀訴訟の最高裁判決は、この国の「よくない部分」が色濃く反映されてるように思います。

言葉は悪いですが、長銀を旧大蔵の外郭団体のようなものとすると、長銀職員は半分役人で、司法関係者もお役人さんで、似たような立場の人たちが「同類相憐れむ」、そんな印象です。

もちろん大野木さん一人が悪いわけでもなく、新聞の一面に写真入りで記事が掲載されると、ご親族の方はつらい思いをされたんでしょうが、無罪はちょっと寛容すぎる気がします。

長銀自体、系列会社で市場で株を買い支えたり、損失をグループ内で付回したりしていたようなので、粉飾銀行であると感じるのは私だけでしょうか。存在自体がモラルハザードだったわけで、それを動かしていて社会を欺いた人々は全員監獄で「臭い飯」を喰っていただきたい気がします。

そうしなければ子供たちに「悪いことしちゃいけない」とか「インチキすると世間に顔向けできない」とか、そういうことを教えることができなくなり、逆に「世の中、疑わしきは罰せずだから、悪いことをしても、証拠を残さず、旨くやれば、牢屋に入らなくて済むんだよ。」なんて教えることになりそうです。(苦笑)

この話を掘り下げると、旧大蔵や70年代80年代の政治家へと責任追及が及び、更にはそんな政治家を国会に送っていた国民に責任の追及がなされそうですが、、、、。

私は90年代の終わり頃、長銀はスイス銀行との提携で一番早く再生するのではないかと思い、株を買っていましたが、須田慎一郎氏の「長銀破綻で金融淘汰が始まる」の記事を読んで慌てて損切りし、無価値化を逃れることができました。

大企業とは世間が思うほど立派でないことをこの時初めて実感しました。

あれから10年、、、、、光陰矢のごとしですね。


【2008/07/24 05:45】 URL | 胸毛豪 #- [ 編集]

光陰矢の如し
長銀、日債銀、拓銀、山一・・・様々な破綻する筈のない大企業を破綻させた責任がウヤムヤになるのは、辛くも破綻はせず救済された都銀等とのバランス感覚?なのでしょうか。
これから十年後、歴史が繰り返されそうな気がしてなりません。(倒産ラッシュはその兆候かと)
【2008/07/27 16:47】 URL | depart #nmxoCd6A [ 編集]


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